アサートンテーブルランド(ケアンズ高原)

アサートンテーブルランド(ケアンズ高原)はケアンズの南南西、大分水嶺に位置しています。周囲を山に囲まれた高原地帯で広さは64,768㎢、気候も熱帯雨林からサバンナに及び多様な生態系をもっています。人口は約47,000人。

ほとんどの人口がアサートン、マリーバ、マランダ、キュランダなどの町に集中しています。このあたりは熱帯に位置しているにも拘わらず、標高が400m~1280mあり、高地に位置しているので変化に富んだ気候分布が見られます。一般に東側は湿度があり涼しく、西側は乾燥して暑い地域となっています。 マンゴーは西側の乾燥した地域から多く生産されています。このあたりは農業が盛んに行われ、その他の産業は林業、漁業(養殖)、鉱山です。 農業に関しては、変化に富んだ気候よりバナナ、マンゴー、牛肉、酪農、砂糖、ジャガイモ、アボガドなど多様な農産物が生産されています。 アサートンテーブルランド(ケアンズ高原)の主なマンゴーの生産地は比較的乾燥していて、特に冬の気温差が激しいところです。

主なマンゴーの生産地紹介
マリーバ【Mareeba】

年平均降水量:915.3mm
標高:417m
 ケアンズからハイランドへの入り口の町。マリーバとは先住民のことばで水の出会うところ。その名のとおり、バロン川、グラネットコージ、エメラルドクリークの3つの川が合流しています。以前はタバコ産業で栄えましたが政府の方針で今は、タバコ栽培は行われておりません。  マリーバ周辺のマンゴーの出荷は品種によってもばらつきもありますが、ケンジントンプライドはクリスマス前後から始まります。また加工品としてマンゴーワインの生産も行われています。  太陽の出ている日が1年の中で300日あると言われ 気流も安定しているということで、熱気球のツアーが行なわれています。また、野生のロックワラビーの生息地のグラナットゴージやバードウォッチングに最適なウェットランドなど観光名所もあります。ゴルフコースには野生のカンガルーが沢山住み着いておりカンガルーとプレイできると観光客にも人気です。

マチルバ【Mutchilba】

標高:480m
 マリーバから西へ34kmに位置し、マンゴー栽培が盛んで毎年 マンゴーマルディグラMango Mardi Grasというお祭りが行われています。マチルバのケンジントプライドの出荷は12月上旬頃から始まります。

デンビューラ【Dimbulah】

平均最高気温:35℃
平均最低気温:10.5℃
平均降水量:783.2mm
 マリーバから西へ48kmに位置し、以前はタバコ栽培で栄えましたが、タバコ栽培の終了後、マンゴー、アボガド、ライムなどの栽培が行われています。  普段は閑散とした街ですが、マンゴーシーズンの11月になるとマンゴーの仕事を得るために沢山の人が集まります。この辺りではマンゴーの収穫が一番早く始まり、ケンジントンプライドは11月下旬より始まります。  毎年5月に行われるチャリティーイベント・ウィルバローレースはWheelbarrow(一輪手押し車)を押しながら全長140kmを2泊3日走るレースで毎年参加が増えています。





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